NTTドコモが提供する「dアニメストア(本家)」と、アマゾンが提供する「dアニメストア for Prime Video」には違いがあります。
でも、どのような違いがあるのか?とても分かりにくいですよね。
そこで
人呼んでVODの鬼である
私が2つのサービスの違いをまとめました。
- アニメだけを目的にした場合、本家dアニメストアに単独加入した方がいい
- 2つのサービスを同時に利用するとしても、それぞれ単独で契約した方がいい
- dアニメストア for Prime Videoに加入してメリットがあるのはPS4/同時視聴の数/決済手段の豊富さのみ
ざっくりいうと上記のような結論になります。
dアニメストア for Prime Videoのメリットは「一部の条件に該当する人」にしかありません。
詳しく説明していきます。
目次
dアニメストア for Prime Videoとは?
Amazonが運営・提供するAmazonプライム・ビデオには複数の有料チャンネルがあります。
これらの有料チャンネルのなかのひとつに、「dアニメストア for Prime Video」というものがあるんですね。
イメージ的には画像のような感じです。
- dアニメストア
- スターチャンネルEX
- ダンスチャンネルオンデマンド
- 大阪チャンネルなど
チャンネルを利用するには、Amazonプライム・ビデオに加入していることが条件です。未加入の人は加入する必要があります。
dアニメストア for Prime Videoの料金仕組み
dアニメストア for Prime Videoを利用する場合は、Amazonプライム・ビデオ経由○○チャンネルということになってしまう。
その結果、2つのサービスを利用することになるので、月額料金が増すんですね。
「Amazon プライム・ビデオ月額500円+dアニメストア for Prime Video月額440円」で、合計940円(税込)の月額料金となります。
本家dアニメストアとdアニメストア for Prime Videoの違いを比較
本家に単独で加入する場合と、dアニメストア for Prime Videoに加入する場合では月額料金以外にも明確に違いが生じます。
※比較表で明確に違いがある項目は赤字にしてあります。
dアニメストア(本家)と アマゾンのdアニメストア for Prime Videoの 違いを知ろう |
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比較項目 | dアニメストア(本家) | dアニメストア for Prime Video(アマゾン) |
月額料金 (税込) |
440円 | dアニメ440円 |
+Amazon プライム会員費(月500円) 合計940円 |
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アニメ動画作品数 | 約3,300作品 | dアニメストア for Prime Video 約1800作品 |
+Amazonプライム・ビデオ 約600作品 合計約2,400作品 |
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無料期間 | 31日間 | 30日間 |
支払い方法 | クレジットカード ドコモ払い (ドコモユーザーのみ) |
クレジットカード auかんたん決済 ドコモケータイ払い amazonギフト券 |
画質 | SD/HD画質 | SD/HD/フルHD画質 |
対応端末 | PC スマホ タブレット スマートテレビ ストリーミング端末 |
PC スマホ タブレット スマートテレビ ストリーミング端末 Blu-rayレコーダー ゲーム機 |
ゲーム機 | × | PS4/PS3/Wii U |
ダウンロード機能 (オフライン再生) |
○ | ○ |
同時視聴数 | 1台のみ | 3台まで |
画質についてはそれほど大きな違いはありません。
dアニメストア for Prime VideoにはフルHD画質に対応している作品もあります。
しかし、フルHD画質対応は一部だけなので、画質をもとに判断するのはオススメできません。
また、スマホでの視聴が多い場合は、画質に違いを感じにくいですね。
画質については本当に若干、dアニメストア for Prime Videoの方が勝っていると覚えておきましょう。
アニメ動画作品数の違い
目を疑った人もいるかもしれません。それはアニメ動画作品数の違い。
- dアニメストア(本家)約3,300作品。
- dアニメストア for prime video約1,800+約600で計2,400作品
dアニメストア for Prime Videoは、本家に単独で加入するより月額料金が高くなるのに視聴できるアニメ動画作品数は少なくなる。
アニメを目的として動画配信サービスを探しているなら、本家のdアニメストアに単独で加入した方がいいですよね。
ちなみにこちらでdアニメストア for Prime Videoで配信されているアニメ作品を確認することができます。
再生対応デバイスの違い
本家dアニメストアとdアニメストア for Prime Videoでは再生対応デバイスに違いがあります。
再生対応 デバイスの違い |
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比較項目 | dアニメストア(本家) | dアニメストア for Prime Video(アマゾン) |
再生対応 デバイス |
PC スマホ タブレット 対応テレビ (スマートテレビ) ストリーミング端末 |
PC スマホ タブレット 対応テレビ (スマートテレビ) Blu-rayレコーダー ゲーム機 ストリーミング端末 |
ゲーム機 | × | PS4/PS3/Wii U |
dアニメストア for Prime Videoなら、テレビで見るのに便利なPS4などのゲーム機に対応しているんですね。
- 本当はdアニメストアに単独で加入する予定だった
- 調べたらPS4に対応していなくて、テレビで見たいから、dアニメストア for Prime Videoにしようか迷っている
dアニメストアに単独で加入しても、PC/ノートPCを持っているなら、HDMIケーブルでパソコンとテレビを繋ぐことによって、テレビ視聴が可能になります。
他の方法では、Fire TV Stick約4,980円。もしくはFire TV Stick 4k約6,980円を購入してしまうのもアリだと思います。
わざわざテレビで見るためだけにAmazonプライム・ビデオに加入して毎月500円の支出が増えるなら、Fire TV Stickを買ってしまえば約10ヶ月くらいで元が取れますね。
サービスに支払う代金と違って、Fire TV Stickは形にも残りますし、他のVODサービスにも対応しているので持っておくと便利です。
とくに近々スマートテレビの購入予定がない人には重宝するアイテムだと思います。
設定方法も簡単ですし、dアニメストアに限らずVODサービスを長く利用していく予定の人には向いています。
同時視聴数の違い
- 1台のみ
- ひとり暮らしにおすすめ
- 生活リズムが被らないなら複数人での共有もいける
- 3台まで
- 家族と同居
- 5人家族以上でもいける
たとえば4人家族だとして
4人それぞれが動画を同時に視聴するとします。
お父さんは書斎でパソコンで動画を視聴する。
息子さんは自分の部屋でスマホやタブレットを使い動画を視聴する。
お母さんと娘さんはガールズトークをしながら、リビングでテレビで動画を視聴する。
このような状況を想定した場合
dアニメストア for Prime Videoの方が同時視聴数の上限が大きいため、状況に柔軟に対応できるんですよね。
一方、本家dアニメストアの方は1台のみ。
あくまで同時視聴数が1台のみなので、動画を視聴したいときにタイミングが被らなければ問題はないと思います。
これはトイレのようなもので、普段大半は空いているが、いざ使いたい時にタイミングが被ると空くのを待つことになるという感じ。
同時視聴数に関しては、自身の環境を考慮したうえで判断するのがいいですね。
支払い方法の違い
- クレジットカード
- auかんたん決済
- ドコモケータイ払い
- amazonギフト券
- クレジットカード
- ドコモ払い
支払い方法が豊富なのは、dアニメストア for Prime Videoです。
クレジットカードがない人でも、auユーザーやドコモユーザーなら、キャリア決済を利用することが可能です。
本家dアニメストアの場合、ドコモユーザー以外の決済手段はクレジットカードのみ。
学生さんはクレジットカードを所有していない人もいるでしょう。
また、クレジットカードで登録したくないという人も多いかもしれません。
このような場合は、必然的にdアニメストア for Prime Videoを選択せざるを得ないのが不便なところですよね。
Amazonプライム・ビデオの加入者でどっちがいいか迷っている人
dアニメストアを視聴するには、どちらも月額440円必要となり、料金は同じ。
以下を基準に選ぶとよいのではないでしょうか。
- 作品数重視の人・・・本家dアニメストア
- 環境重視の人・・・視聴環境のこと、支払いのこと、同時視聴数のこと
Amazonプライムビデオを利用していて、アニメに満足できない人の中で作品数を重視するなら、単独で本家dアニメストアに加入する。
視聴環境(画質/同時視聴数/支払い方法)などを重視する人なら、dアニメストア for Prime Videoの利用を考えてもいいかも。
さらに、単独でdアニメストアに加入するより、登録の手間などが省けるメリットもあります。
視聴環境重視なら
dアニメストア for Prime Videoを30日間無料体験する
Amazonプライム・ビデオ未加入の人
まず初めに考えたいのは、Amazonプライム・ビデオの加入をどうするかということ。
先にも述べたように、dアニメストアfor Prime Videoを利用するには、Amazonプライム・ビデオへの加入(=Amazonプライム会員になる)が必要。
「Amazon プライム月額500円」+「dアニメストア for Prime Video月額440円」で、合計940円(税込)の月額料金に。
Amazonプライム会員になると、以下特典を利用することが可能になります。
- 会員特典対象の映画・TV番組・アニメ見放題(Amazonプライムビデオ)
- お急ぎ便・お届け日時指定便使い放題
- Prime Musicで100万曲以上聴き放題
- Prime Readingで対象の本・マンガ・雑誌読み放題
これらの特典が月額500円で利用できることに魅力を感じた人は、dアニメストア for Prime Videoもアリですね。
Amazonプライム・ビデオの作品数にプラスして、さらに約1,800作品のアニメが見られるようになります。
加入する予定の人、加入したいと思った人は以下を基準に選ぶとよい
- アニメ作品数重視の人なら、dアニメストアに単独加入
- 環境重視の人でアニメだけではなく、映画やドラマなども見たいなら、dアニメストアfor Prime Videoを選ぶ
アマプラには興味のない人、今後も加入予定のない人なら、dアニメストア一択。
アニメ作品数よりも、環境が魅力と感じた人は環境代として、月額500円。若しくは年会費4,900円をどう思うか?
この点を基準に選ぶとよいのではないでしょうか。
dアニメストア for Prime Video メリット・デメリット まとめ
- 最大3台のデバイスで同時視聴が可能
- 約80%の作品がHDに対応している
- Amazonアカウントを使って登録が可能(本家単独加入ではdアカウントが必要)
- dアニメストアのウォーターマークが出ない
- ゲーム機(PS4/PS3/Wii U)に対応している
Amazonアカウントを使って登録が可能です。
一方、本家dアニメストアに単独で登録する場合は、dアカウントが必要になります。
いくつも登録することでアカウントが増え、個人情報やパスワードなどの管理が面倒な場合は、dアニメストア for Prime Videoが便利。
また、dアニメストアのウォーターマークが出ないのもメリットと感じる場合があるかもしれません。
本家dアニメストアでアニメ動画を視聴していると、うっすら画面右下にウォーターマークと言われる著作権のマークが表示されています。
もしかしたら、気になる人もいるかもしれません。
しかし、dアニメストア for Prime Videoで動画を視聴している時は、ウォーターマークが表示されないので、アニメに集中できるかもしれませんね。
- dアニメストアに直接単独で登録するより、月額500円高くなる。
- 料金が高くなるのに、配信されているアニメ動画作品の数は、約900作品くらい少なくなる
結局何が問題かと言うとデメリットのインパクト強すぎるんですよね(笑)。
アニメの充実度と月額料金だけを考えれば本家dアニメストアに単独で加入の一択。
視聴環境を重視する人は、dアニメストア for Prime Videoをようやく考えてもいいレベル。視聴環境重視なら
dアニメストア for Prime Videoを30日間無料体験する
Amazonプライム未加入の方は、Amazonプライムにも無料おためし期間があるので
実際に触ってみて、自分に合うのか合わないのか、判断するのが正解への近道かもしれません。